ノートにロードバイクは積める?テクニックを徹底解説

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ノートにロードバイクを積みたい—そんな時に一番気になるのは、本当に無理なく詰めるのかどうかではないでしょうか。結論から言うと、適切な手順と養生をすれば、ノートはロードバイクの相棒になれます。さらにMTBやシティサイクルも、コツと装備選びでスマートに運べます。この記事では、車と自転車の両方に精通した視点から、実測の目安・失敗しない積載手順・法規と安全のポイントまで、論理的かつ実用的に解説します。

積む・守る・固定する。この3拍子がそろえば、車内もバイクも綺麗なまま。小回りの利くノートでサイクリングの行動範囲を一気に広げましょう。道具の選び方から当日の段取りまで、あなたがすぐ実践できるレベルでまとめました。

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ノートのボディサイズはどれくらい?気になるポイントを解説

ノートの外寸は世代でわずかに異なります。目安として、現行E13系は全長約4045mm×全幅1695mm×全高1520mm前後、先代E12系は全長約4100mm×全幅1695mm×全高1525mm前後です。ポイントは“荷室の使い勝手”で、開口幅は概ね1000mm前後、開口高は700〜760mm程度、ホイールハウス間の荷室幅は約1000mm前後、後席を倒した時の荷室長はおおむね1500mm前後(斜め置きだと1700mm超が狙える)というのが実用の目安です。グレードによってはラゲッジボードで段差をフラット化できるため、自転車積載時の安定感が大きく変わります。

気になるポイントがあれば実車で採寸を行いましょう。後席倒し時の床面の段差有無、バックドアの上端までのクリアランス、前席のスライド限界、荷室フック(タイダウン)の位置と強度などを必ず確認しましょう。天井は中央が高く、側面へ行くほど狭まるため、ハンドルやサドルの当たりやすい箇所を事前に特定しておくと養生が楽になります。

ノートにロードバイクは本当に積める?寸法・車内レイアウトと事前準備を詳しく徹底解説

一般的なロードバイクは、ホイールベース約980〜1020mm、全長約1650〜1700mm、ハンドル幅380〜440mm、サドル高込みの全高は約950〜1050mmが目安です。ノートでは「後席倒し+前輪外し」で、斜め置きすればほぼ問題なく収まります。前輪を外すと実効長は約20〜30cm短縮でき、フォークの向きを調整すればハンドルの出っ張りも抑えやすいです。サドル高が高い場合はシートポストを数センチ下げると天井クリアランスが確保しやすくなります。

事前準備で差がつきます。推奨は、室内養生用の厚手ブランケットまたはヨガマット、フレーム保護用のパイプクッション(断熱材でも可)、マスキングテープ、前フォーク用ダミーアクスル(QR/スルーいずれも可)、ローター保護カバー(ディスク車)、チェーンカバー、固定用のラチェットストラップ2〜3本。変速はフロント小ギア×リア最小ギアへ(リアディレイラーが車体側へ寄り、破損リスクが下がります)。ディスクブレーキは必ずパッドセパレーターを挟み、ホイール外し時の誤作動を防ぎましょう。

後席を倒す・前輪外し・養生と固定まで、失敗しない積載手順を丁寧にポイント付きで解説

まず車側の準備から。荷室の床を養生して段差を均し、後席は6:4の“広い側”を倒して長尺スペースを確保します。ラゲッジボードがある場合はフラット設定にし、荷室フックの位置を確認。バックドアの上端やCピラーに当たりやすいので、その部分にもブランケットを当てておくと安心です。ホイールは別置きになるため、左右が転がらないようタイヤ同士を軽く束ねる準備もしておきます。

次に自転車側の準備と積み込み。前輪を外し(ディスクはローター保護)、ペダルは駆動側が下にならない角度に回しておきます。フレームは駆動系(ディレイラー)を上にして左右からの圧を避けつつ、フォークエンドにはダミーアクスルを装着。車内へはフロント側から差し込み、ハンドルを少し切って斜めに置くと収まりが良いです。固定は“前側を弱め、後側を強め”が基本で、前フォークまたはヘッドチューブ付近を軽く、リア三角(シートステーかチェーンステー)を主固定に。ストラップは金具がフレームに触れないよう布を噛ませ、締めすぎてカーボンを潰さないこと。最後にホイールはタイヤ面を外側にして立て掛け、左右を軽く結束して共振を防ぎます。

ロードバイクやマウンテンバイクを載せる際に便利なアイテムは以下のページで紹介しています。

MTBやシティサイクルはどう積む?外部キャリア選びと法規・安全の注意点、車種別のコツも紹介

MTBはハンドル幅(720〜800mm)と29erの直径がネックになりがちです。前輪外し+ハンドルを90度回転(ステムのフェイスプレートを緩める方法は締付トルク管理必須)で収めるのが定石。ドロッパーポストは沈め、タイヤは空気圧を0.2〜0.3barほど落とすと当たりを和らげられます。シティサイクルは重量(18〜25kg)と前カゴ・泥除けの出っ張りが課題。可能なら前輪外し、難しければ外部キャリアを検討。ハブダイナモやローラーブレーキは作業性が落ちるため、無理に外さず外部積載で安全を優先するのが現実的です。

外部キャリアは大きく「ルーフ」「リアドア(ストラップ式)」「ヒッチ」の3種。ノートはヒッチ受けが標準装備ではないため、信頼できるショップで適合品を装着する必要があります。リアドア式は取り付けやすい一方、ナンバープレートや灯火類の視認性を妨げやすく、国内法規(ナンバー・灯火の隠れ禁止、積載物の脱落防止)に抵触しない製品選びが重要。プレート移設や補助灯が備わる“日本向け適合モデル”を推奨します。ルーフはベースキャリア+バイクキャリアで法規適合しやすい反面、全高増と風影響が大きいので、走行前に締付確認、速度はメーカー指定上限を厳守し、横風・立体駐車場に細心の注意を払いましょう。ノートのルーフ積載許容量(車両取説参照、目安30〜50kg)内に収めることも忘れずに。

サイクルキャリアについては以下の記事で解説しています。

 

ノートにロードバイクは積めます。鍵は“事前の採寸と準備”“丁寧な養生”“確実な固定”の3点です。前輪外しと斜めレイアウトを基本に、保護と固定を順序立てて行えば、車内もバイクもノーダメージで快適に移動できます。MTBやシティサイクルはサイズと重量のハードルが上がるぶん、外部キャリアの活用や法規適合の確認が重要です。

最後に、世代やグレード、装着パーツで最適解は微調整が必要です。あなたのノートとバイクの“実寸”を起点に、安全第一でカスタマイズしていきましょう。迷ったら、ショップやディーラーに相談しながら一歩ずつ。準備を整えた先には、思い出に残るライドが待っています。

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ロードバイク2台、マウンテンバイク2台を所有するしがないサイクリスト。地方でのんびり自転車ライフを満喫しています。

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