フォレスターにロードバイクを積めるかどうかは、「荷室の寸法」だけでなく「積み方の工夫」と「傷・汚れ対策」で決まります。私自身、ロードバイクやMTBをクルマに積んで遠征する機会が多いのですが、フォレスターは“工夫しがいがある”頼れる相棒です。この記事では、フォレスターのボディサイズ感から荷室の実力まで、わかりやすく整理して解説します。
フォレスターってどんな車?気になるボディサイズを解説
フォレスターはスバルのミドルサイズSUVで、日常使いとアウトドアの両方に強いのが魅力です。特に「視界の良さ」「最低地上高」「AWDの安心感」があり、サイクリングの遠征や林道アクセスにも向きます。ロードバイクやMTBを積む用途だと、“荷室にしっかり四角い空間があるSUV”という点が重要になります。フォレスターはこの条件に比較的当てはまりやすい車種です。
ボディサイズは年式やグレードで差がありますが、ざっくり言うと「大きすぎないのに荷室はしっかり」の部類です。ミニバンほど全長が長くないため取り回しが良く、駐車場でも扱いやすいのがメリットです。一方で、車内積載はミニバンのように“何も外さず丸ごと”が常にできるわけではなく、ロードバイクは前輪(場合によっては後輪)を外す工夫が現実的になります。
また、フォレスターは後席を倒したときの荷室の使い勝手が良いのもポイントです。後席の背もたれを倒すと、長物を通しやすいフラットなスペースを作りやすくなります。「車体を横に寝かせる」「ハンドルをずらす」「フレームを毛布で包む」といった積載テクニックが効きやすい構造です。
注意点としては、SUVは荷室の床がミニバンより高めなことが多く、持ち上げ動作が増えがちです。腰を痛めやすい方は、積み下ろしの手順を先に決めておくのがおすすめです。次の章では、荷室寸法の考え方と「実際にロードバイクが積めるのか」を具体的に見ていきます。
フォレスターの荷室寸法とロードバイク積載可否を解説

まず結論から言うと、フォレスターは多くのケースでロードバイク1台を車内に積載可能です。条件は主に以下のどれかになります。
- 前輪を外して積む(最も現実的)
- 前後輪を外してコンパクトにする(より確実)
- サイズが小さめの車体なら前輪のみで斜め積み
荷室寸法は年式で変わりますが、実用上は「後席を倒した荷室長」と「荷室開口部の高さ・幅」が効きます。ロードバイクは700Cで全長が長く、ホイールを付けたままだと“車内の斜め置き”が必要になります。フォレスターは荷室が比較的四角いので斜め置きがしやすい反面、ハンドル幅やリアディレイラー周りが干渉しやすいので注意が必要です。
車内積みでつまずきやすいポイントも整理しておきます。
- ハンドル幅が広い(エアロハンドルやブラケットの張り出し)
- リアディレイラーが床面に当たる
- ブレーキローター(ディスク車)が内装に擦れる
- チェーンの油が内装や荷物に付く
こうした“干渉ポイント”は、寸法より先に対策しておくと積載がスムーズです。
なお、2台以上積む場合は工夫の難易度が上がります。2台なら「片方は前後輪外し」「フレーム同士を緩衝材で隔離」などが必要になり、状況によってはルーフキャリアやヒッチキャリアの方が快適です。
サイクルキャリアについては以下の記事でも解説しています。
1台を安全に積む準備:前後輪外しと汚れ・傷防止の基本技です
ロードバイクをフォレスターに積むなら、まずは準備の“型”を作るのが成功の近道です。基本は前輪を外す、不安があれば前後輪を外す、そして養生(汚れ・傷防止)を徹底することです。慣れると5〜10分で積めるようになります。出先の駐車場でも落ち着いて作業できるよう、ルーティン化するのがおすすめです。
前輪・後輪を外すときのコツ(安全・確実)
- クイックリリース:レバーを起こして緩め、ホイールを真下に抜きます
- スルーアクスル:アクスルを抜く前に、ブレーキキャリパー周りをぶつけないよう注意します
- ディスクブレーキ車:ホイールを外したら必ず
- パッドスペーサー(なければ厚紙)を入れる
- ブレーキレバーを握らない
これだけでトラブルが激減します。
傷・汚れ防止の基本セット(あると快適)
- 養生用の毛布 or 厚手タオル(2〜3枚)
- ブルーシート or ラゲッジマット(床面の汚れ対策)
- ホイールバッグ(車内を汚さず、スポークも保護)
- ディレイラープロテクター(ない場合はタオルで巻く)
- タイダウンベルト/固定用バンド(急ブレーキ対策)
とくにチェーンオイルは内装に付くと落としにくいので、チェーン側をタオルで覆うだけでも安心感が違います。
ロードバイクを積載する際の便利グッズは以下のページでも紹介しています。
車内での置き方の“基本形”
- フレームは非ドライブ側(チェーンがない側)を下にしやすい
- リアディレイラーが当たりそうなら
- フレームの下にタオルを厚めに敷く
- 角度を変えて“宙に浮かせる”
- ホイールはフレームと別管理し、内装に当たらない位置へ
さらに、倒した後席背面にタオルを1枚かませると、振動で擦れるリスクを下げられます。
最後に大事なのが固定です。SUVは荷室が広いぶん、荷物が動くと大きく暴れます。
- フレームは荷室フックにバンドで軽くテンションをかける
- ホイールは縦置きにして転がりを止める(隙間にタオルを詰める)
この2点で「急ブレーキでフレームが前に滑る」事故をかなり防げます。
フォレスターは、工夫次第でロードバイク1台を十分現実的に車内積載できるSUVです。ポイントは「後席を倒してスペースを作る」「前輪(必要なら前後輪)を外して干渉を減らす」「タオルやマットで傷・汚れを防ぐ」「バンドで動かないよう固定する」の4つです。最初は手順が多く感じますが、数回で必ず慣れます。愛車と車内をきれいに守りながら、フォレスターで快適なサイクリング遠征を楽しんでください。





コメント